一晩ほうじ
の話

土山一晩ほうじ
3つの
特長

風味豊かな土山茶を
贅沢に使用。

清らかな水、肥沃な土壌、昼夜の寒暖差。恵まれた環境で、ゆっくりと育つ土山の茶葉は厚みがあり、風味が豊か。主に甘みと旨味の強い一番茶と二番茶の新芽を使います。

萎凋×焙煎で、
つくり手の個性が
引き立つ。

摘みとった茶葉を一晩寝かせ、微発酵を促す「萎凋(いちょう)」、茶葉を焙煎機で炒る「焙煎」。ひと手間、ふた手間かけたお茶には、茶農家、茶匠それぞれの持ち味が立ち現れます。

すっきりと、香り高い。
和菓子にも、洋菓子にも。

花のようなほの甘い香りの後に、芳ばしい香りが立ち上がる。それでいてすっきりとした味わい。和菓子はもちろん、濃厚なクリームやバターを使った洋菓子にもマッチします。和洋問わずもちろん食事にも。

土山茶の画像

つくり方をチェック

摘採

摘採(てきさい)とは、茶葉を摘み取ること。お茶の品質を左右する大切な工程で、その年の最初に摘む新芽を使うお茶は一番茶、それ以降に摘んだ茶葉を使うお茶は二番茶や三番茶などと呼ばれます。土山一晩ほうじには、主に5月〜6月にかけて採れる一番茶、二番茶の新芽を使用します。

茶葉を摘み取っている様子
萎凋

萎凋(いちょう)は茶葉を微発酵させる工程です。摘み取った茶葉を置いておき、葉の水分を飛ばしてしおれさせることで、葉がもつ酸化酵素によって微発酵が促され、独特の香りを放ちはじめます。土山一晩ほうじでは12時間以上萎凋させることを規格としています。

茶葉の水分を飛ばしている様子
殺青

殺青(さっせい)とは茶葉を炒ったり蒸したりすることで酸化酵素を止める工程です。緑茶の場合は茶葉の鮮度が落ちないよう摘採後に行われますが、土山一晩ほうじでは萎凋を止める目的で行います。

揉捻

揉捻(じゅうねん)は、茶葉の上から圧をかけてかけて揉む工程です。茶葉は形がふぞろいなうえ、部位によって含有水分が異なるため、揉捻によって水分が均一になります。このあと、むらなく乾燥させるために大切な工程です。

乾燥

茶葉に風を当てて水分を飛ばすことで、お茶の香りと味を保ちます。ここまでの工程を経た茶葉が荒茶と呼ばれます。

焙煎

荒茶から製茶した茶葉を焙煎機で加熱して焙じます。渋みや苦味が少なくなると同時に、芳ばしい香りが出ます。土山一晩ほうじでは、土山産の茶葉のおいしさと萎凋香を引き立てるような焙煎が行われます。

焙煎機で加熱している様子
完成!
完成したほうじ茶のイラスト

さらに詳しく解説

土山茶(つちやまちゃ)

土山茶(つちやまちゃ)は、滋賀県甲賀市土山町周辺で栽培されている日本茶。滋賀県内最大の栽培面積・生産量を誇る。

萎凋(いちょう)

萎凋とは、茶の製造工程で、摘採後の茶葉をしおらせること。軽い発酵を伴い、紅茶やウーロン茶、白茶(パイチャー)などで行う。

焙煎(ばいせん)

焙煎とは、加熱プロセスの一つで、水分を飛ばし、消化しやすい性質に変えたり香ばしい風味を付けたりするために行われる。日本茶では焙じる、豆やゴマは煎るという。単にローストとも。

楽しみ方あれこれ

  • 急須で淹れて楽しむ

    ほうじ茶と急須のイラスト
  • 冷やしてグラスで
    楽しむ

    氷の入った冷えたほうじ茶のイラスト
  • ステーキなど脂っこい
    食事もすっきり

    厚切りステーキとほうじ茶のイラスト
  • ケーキなど
    洋菓子と楽しむ

    甘いケーキとほうじ茶のイラスト
  • ティータイムに
    一服して楽しむ

    優雅な午後のほうじ茶のイラスト
  • 1日の終わりに
    楽しむ

    寝る前のほうじ茶のイラスト