【3分で学べる】ほうじ茶のすべてがわかる!ほうじ茶の定義や緑茶との違い、成分や効能、有名ブランドまで学べます
最近、ほうじ茶ラテをはじめ、様々なところでほうじ茶を目にする機会が増えています。そもそもほうじ茶とはどのようなもので、緑茶との違いや、どのような効能があるのでしょうか。
もくじ
ほうじ茶とは
ほうじ茶とは「ほうじ茶とは、煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの」
日本茶業中央会の定める緑茶の表示基準では「ほうじ茶とは、煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの」と定義されています
(出展:公益社団法人日本茶業中央会 https://www.nihon-cha.or.jp/pdf/hyoujikijyun.pdf)
ほうじ茶は日本の緑茶の一種で、茶葉を焙じた飲み物です。一般的には煎茶や番茶、かりがね茶を焙じた二次加工品となります。焙煎による芳ばしい香りとすっきりとした飲み口が特徴で、苦味や渋みはほとんど感じません。
ほうじ茶のカロリー、糖質、脂質
近年の健康志向ブームによりカロリーや糖質などの数値が気になる方は多いと思います。以下にまとめていますので、ご覧ください。 ※日本食品標準成分表2020年版より参照
カロリーは0g
ほうじ茶抽出液100g(100ml)のカロリーは0kcalです。
糖質も0g
ほうじ茶抽出液100g(100ml)の糖質は0gです。
脂質も0g
ほうじ茶抽出液100g(100ml)の脂質は0gです。
ほうじ茶に含まれるカフェイン
カフェインの効能
まず初めにカフェインってどのような効能があるのかご存じでしょうか。カフェインの効能は様々あり、メリットになる効能もあればデメリットになる効能もあります。覚醒作用、利尿作用、強心作用、代謝促進といった効能が知られています。
ほうじ茶はカフェイン少なめ〈100ml当り20mg〉
一般的にお茶に含まれるカフェインの含有量はお茶のグレードが高いほど多くなる傾向にあり、具体的には高級煎茶や玉露には多く含まれています。ほうじ茶のカフェイン含有量ですが、煎茶に比べると少ない傾向にあります。一般的にほうじ茶の原料は番茶が主流ですが、番茶自体のカフェイン含有量が少ないこと、また焙煎時に加熱されることにより茶葉に含まれているカフェインが減少します。このため、ほうじ茶はカフェインが少ないと言われています。
ほうじ茶と緑茶との違い(日本茶の種類)
緑茶とは
緑茶(煎茶、かぶせ茶、玉露など)とは茶畑から収穫されたお茶の葉に蒸気(地域によっては釜で炒ります)を充て茶葉の発酵を止めます。その後、製茶工程を経て出来上がるのが緑茶となります。紅茶や烏龍茶などは発酵具合の違いだけで同じお茶の葉から製造されます。
ほうじ茶とは
ほうじ茶は日本の緑茶の一種で、茶葉を焙じた飲み物です。一般的には煎茶や番茶、かりがね茶を焙じた二次加工品となり、同じお茶の葉から出来ています。
ほうじ茶の歴史
ほうじ茶の始まりに関する公式な文献や記述は残っておらず、正確な始まりはわかりません。一説では昭和初期に京都の茶商が開発したと言われており、昭和恐慌によりお茶が売れず、多くの在庫を抱え、販売に困っていた時に打開策としてほうじ茶が開発されたと言われています。
ほうじ茶の効能
カフェインによる効能
覚醒作用、利尿作用、強心作用、代謝促進といった効能が知られています。
リラックス効果
ほうじ茶には二つのリラックス効果があり、焙煎によるピラジンでのリラックス効果、茶葉自体がもともと含有しているテアニンによるリラックス効果があります。
ダイエット効果
ほうじ茶に含まれるカテキンは、脂肪燃焼効果がありダイエット中なら効率的に痩せやすくなります。カテキンは脂肪の吸収を抑制させ、脂肪の分解を促進させる効果もあるため、痩せている場合でも肥満の予防としてほうじ茶を飲むのもおすすめです。
その他の効能
疲労回復、冷え改善、血液サラサラ効果など期待できます。
カフェインについて詳しくはこちら
ほうじ茶を飲む際の注意点
ほうじ茶を飲む際の注意点
カフェインの効能の中に覚醒作用があります。この覚醒作用により睡眠前にカフェインを摂取すると寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなるなど、睡眠の質が悪くなる恐れがあります。
カフェインの過剰摂取によるめまいや興奮、不安といった副作用が起こる
ほうじ茶に含まれるカフェインは過剰に摂取するとめまいや興奮、不安といった副作用が起こる場合があります。過剰摂取には注意しましょう。
摂取量の目安はこちら
ほうじ茶は食後がおすすめ
ほうじ茶を飲むタイミングでおすすめなのが食後になります。ほうじ茶のさっぱりした味が口の中をリセットしてくれます。特に脂っこいものを食べた後などにおすすめです。また、食後のリラックスタイムにもぴったりです。
有名なほうじ茶ブランド
献上加賀棒茶
石川県を代表する商品である「献上加賀棒茶」は江戸時代から創業されている丸八製茶場にて生み出されました。
京番茶
京番茶は別名「炒り番茶」と呼ばれ一般的なほうじ茶とは違う燻製のようなスモーキーな香りが特徴です。
土山一晩ほうじ
土山一晩ほうじは原料となる茶葉すべてに萎凋茶を使用しており、萎凋による華やかな香りと 焙煎による芳ばしい香りのかけ合わせが特徴です。
雁ヶ音ほうじ茶
煎茶の一番茶から茎(かりがね)の部分だけを丁寧に選り取りほうじた茶です。
茶葉の部分ではなく茎の部分を焙じているので、より一層まろやかな香りが特徴です。